打ち水大作戦とは?|2005開幕宣言

たったそれだけのことで、真夏の気温を下げられる。
たったそれだけのことで、ヒートアイランド対策に効果をあげる。
たったそれだけのことで、真夏の電力エネルギーの節約になる。
たったそれだけのことで、地球にやさしい人になれる。
たったそれだけのことで、体も気持ちも爽やかになれる。
たったそれだけのことで、コミュニティがひとつになれる。
たったそれだけのことで、みんながハッピーになれる。

打ち水大作戦は、決められた時間にみんなでいっせいに水をまくことで、伝統的な「打ち水」の効果を科学的に検証しようとする、前代未聞、本邦初(もちろん世界初)の社会実験です。

2003年夏、電力不足の心配と深刻化するヒートアイランド現象に対抗するため、みんなの手で「都会の気温を2℃下げよう」と呼びかけとともに打ち水大作戦ははじまりました。
記念すべき第1回目の打ち水大作戦は、ちょうど江戸開府400周年、東京で開催したことから『大江戸打ち水大作戦』と名付けられました。
作戦決行日の8月25日(月)正午、実に34万人(電話調査による本部推定)が参加!新しい夏まつりが誕生した瞬間でした。

そしてその翌年の打ち水大作戦2004は8月18日(水)〜25日(水)までを打ち水週間とし、「風をおこそう!」を合い言葉に、その規模を全国に拡大。その結果、300万人以上が参加(調査協力:毎日新聞社)するという驚くべき広がりを見せました。


打ち水大作戦は、真夏の気温を下げるという科学的な効果のほかに様々な効果あります。
ひとつには気軽に楽しく参加できることで、多くの人の『環境問題に対する意識啓発』や、『ライフスタイル、伝統文化の見直し』の機会となっています。
また参加するひとりひとりが自分の住むあるいは働く地域で参加することで、現代社会において疎遠になりがちなお隣さん同士の会話が生まれ、『コミュニティ再生』のきっかけともなっています。
さらに打ち水大作戦には「水道水はご法度」というルールがあります。
水の二次利用を最も大事な基本原則とし、打ち水には、雨水やお風呂の残り湯、エアコンの室外機にたまった水などを使用することを呼びかけることで、生活の中での『水の再利用』を促しています。ぜひ、打ち水するときには気をつけてくださいね。

「暑い日は打ち水しよう!みんなで真夏の気温を2℃さげよう!」

2005年夏、今年も打ち水大作戦は、あなたの作戦です。